ゆかりんHoney bunnyツアー神戸公演の感想

神戸国際会館こくさいホール

 ホテルに荷物を置いて、シャワーを浴びてホールへ向かっていると、目の前に郵便局が現れた。キャッシュレス時代の中、なかなか現金を使う機会はないのだが、そういえば財布の中の千円札が少なくなっていることに気が付いて、お金をおろしておく。残念ながら新札が出てくることはなく、未だお目にかかれていない。

 会場に着くと、もはやお馴染みのうご凛さんに合流して立ち話。毎週のように各地で同じ人たちに会うこともあって、遠征しているという感覚がなくなってくるが、ここは東京から600kmくらい離れているということを忘れてはならない。

Poppin’ Magic

 開演前のBGMが鳴るなか桃色男爵が登場すると、会場は拍手に包まれる。音が止み、照明が暗くなると、客席はピンク色のペンライトが一斉に咲き誇って、「Poppin’ Magic」のイントロが流れ始める。連動しているかのように一定のテンポで動くペンライトの先にゆかりんが登場して、私にとって6回目の“夢から覚めて聴こえるおはよう”が始まる。

 サビの手を前にのばす振りではペンライトが一斉にステージ側へ伸びていく。1回目のサビの振り付けがいつもと少し違った気がしたのは気のせいか。

 今日もゆかりんの明るい歌声を聴いて、ライブに来たことを実感した。

好きしかありえない

 続く曲は「好きしかありえない」。会場は一気に沸き立つようにボルテージが上がってくる。口上も定着してきて、”ゆかりが好きしかありえなーい”の大歓声が響き渡る。ステージ全体が輝きを増したように見えてきて、2曲目にして一気にフルスピードまで到達したような感覚がする。

MC

 去年の神戸公演ではロビーからイニエスタを見たというゆかりん。神戸は玉ねぎが有名らしい。続いて地元民や遠征民を炙り出していく。

「九州の人~?その中で沖縄の人は?」

1年前まで沖縄にいたとはいえ都民だからさすがに挙げなかったが、沖縄からの遠征民もいたらしい。神戸はまだ比較的遠征しやすいとはいえ、沖縄からの遠征の大変さは身に染みてわかるところ。お疲れ様です。

 最前列の客に唐突に「どこ見てんのよー!」と言いがかるゆかりんはかわいい。

Sweet alert

 疾走感のあるイントロとクラップが響き渡る。イントロの”Baby don’t runaway”から始まるコーラスの畳みかけるようなスピード感と、サビの最後の”Are you serious?”の疑ってかかるようなゆかりんの歌声がとても好きで、毎回そこの部分だけ聴き入ってしまう。サビの部分ではゆかりんの振りに合わせてペンライトが一斉に上を向く部分があり、とても綺麗に見えてくる。

キャラメル

 照明が黄色に変わり、穏やかで温かい世界が目の前に広がってくる。このメロディラインと少し甘さが乗ったゆかりんの歌声は何度聴いても心地よくて、そしてサビの振り付けは何度見てもかわいい。今回のツアーでこの曲を毎回聴くことができるとは、なんと幸せなことか。

トーキョーキャンディーガール

 踊り曲として定着した感のある「トーキョーキャンディーガール」。ゆかりんもマイクを持ちながら片手で振りをやっていてかわいい。あまり記憶力があるほうではないのだが、なんとなくライブでやっているうちに覚えてきた。

映像

 今日の1回目の映像はそば打ち。どういうわけかコシが相当強めらしい。

エアシューター(アコースティック)

 映像が終わり、男爵とともに紫色のドレスで入場したゆかりん。ラビさんのキーボードから曲が始まると、あどけなさがあるかわいい歌声で歌い始める。サビのところの振り付けは今日は1回目ではやらなくて、今日は無いのかなと思っていると、2回目からはいつもの流星とワイパーの振り付けが。客席ではペンライトを点けて応える人の姿もある。

MC

 サウンドチェックの隙を狙って楽屋のパンを入れ替えるというゆかりん。今日はお菓子も拝借したらしい。

お気に召すまま(アコースティック)

 今日のアコースティック2曲目は「お気に召すまま」。曲の陽気さもあるのか、毎回この曲を歌っているゆかりんは楽しそうに見えてきて、こちらも楽しくなってくる。この陽気で楽し気な世界観にいつまでも浸っていたい。

嘘(アコースティック)

 短調のピアノから始まったのは「嘘」。大泣きして一度落ち着いた時のような、寂しさと悲しさが強く乗ったゆかりんの歌声がホールに鋭く響いてくる。奥華子さん作曲のゆかりんのバラードは、心を直接素手で締め付けられるような感覚がある。

映像

 今日のバーチャルデートは山ルートの牧場編。私が参加した山の回は毎回菜の花畑ルートだった気がするから、牧場を見るのは初めて。子牛への乳やり体験の後にバーベキューのシーンが続くのは、何も考えなかったことにしておこう。

スーパーノヴァ

 白い幕が下りてきて、青白い光に照らされた中にゆかりんの影が浮かび上がってくる。ステージ上は徐々に宇宙のような空間に変わっていって、その中心に幻のようにゆかりんが佇んで歌っている。まるで世界をゆかりんが操っているかのような神秘性と、星々の静と動のバランスに心惹かれる。

逆蜻蛉

 一瞬の静寂ののちにギターが荒れ狂うように鳴り響くと、左端側の花道から登場したゆかりん。青と赤色の照明に照らされた不気味な世界が目の前に広がる。CD音源よりも冷酷さが際立つような歌い方でホラーに聴こえてくる。そういえばこの曲がちょうど本編セトリの真ん中にある気が、この曲を境に逆転とか何か意味が……と考えてはみたが、今のところ答えには至っていないので、なにか発見があった人は教えてほしい。

null

 前の2曲で動き、そして歪んだ世界を直していくように、レコードノイズの乗ったイントロが流れてくる。歌詞を1文字ずつ丁寧に読んでいくように、優しく歌っていくゆかりん。聴き入っていると、あっという間に後奏に入って、ゆかりんは階段を上っていき、儚く消えるようにポップアップから舞台裏へ去っていった。

映像

 ギネス記録に挑戦する映像。煮豆の移送を器用にこなすゆかりん。

You Are The World!

 映像が明けると、そこには明るくて楽しい世界が広がっていた。ラップ調のBメロではメイツの動きに合わせてペンライトが左右に振れる。続くメロディでは会場全体がクラップを始め、ライブハウスのような一体感ができあがる。間奏で両手を広げてまわるゆかりんは何度見てもあどけなくてかわいい。

Jealous

 仙台公演に引き続き、この日替わりパートは神楽坂ゆかさんの「Jealous」。仙台直後のSNSで諸説流れていて、なるほどそういうことかと思っていたから仙台公演限りかと思っていたのだが、それを打ち砕くように今回もこの曲が流れてきて驚いた。一瞬にして神楽坂ゆかさんの楽曲が持つ雰囲気に飲まれ、空気が一変する。ゆかりんの綺麗な高音の歌声に見え隠れする嫉妬の感情に惹き込まれてしまう。

後ろから前から

 まさかこの曲も仙台に引き続きもう一度聴くことができるとは。魅惑的な歌詞と妖艶な歌い方に釘づけにされてしまって、もう何も考えられなくなってしまう。

Paradoxx.

 仙台公演から始まったと思うが、ラビさんが奏でる長めのイントロが美しい。ここまでの空気感、世界観が一旦綺麗に浄化されて、「Paradoxx.」が自然になじむように身に浸透してくる。自分の中身を見つめすぎたときに出てしまうような落胆にも似た何かを体現した歌声は心の深いところまでしみわたってくる。

映像

 今日のドキュメンタリー映像は福岡公演分から。怒られるみみちゃんの真似をする映像は今日で見納め。

Vanilla Lover

 ゆかりんが登場すると、甘い世界が目の前に現れる。今日のバニラバのダンスはかなりそろっているように見えて、まあアテにならない主観だが今までで一番の雰囲気ではなかろうか。この曲は何度聴いても楽しい。

MC

 バニラバのダンスについてお褒めの言葉を賜る。今日のライブは神戸公演だが、ノリさんは風の香りと太陽のことは今の今まで忘れていたらしい。次回の稼働がいつか分からないが、とりあえず作文の練習だけしておこう。

Wonder habit

 MC明けは「Wonder habit」。キャラソンのような明るさと可憐さは今回のセトリの中でも際立っているのではないだろうか。サビの振り付けがとてもかわいい。口上の声も公演を増すごとに大きくなってきたような気がする。

期待しないで

 “ゆかりがいるなら大丈夫”、“ゆかりはホントに大丈夫?”のコールもすっかり浸透してきた感がある。このコールも楽しいが、何よりも歌っているゆかりんがとても楽しそうに見える。今回のツアーでこの曲を毎回聴くことができるのが嬉しい。

La La Love call

 イントロから会場が揺れているかと思うほどの盛り上がりを見せ、周囲の音をかき消すほどの“ハイ!ハイ!”の大声援。もはやこの曲がないライブを想像できない気がする。間奏のメンバー紹介では、ノリさんが突然マイクを片手に熱唱。これには爆笑した。

Exactly

 会場は静まり返ることなく、「Exactly」が続く。Bメロのコールは声量のあまりステージの音がかき消されているのではないかと思うほどで、この曲でこれほど声を出し楽しむことができているという事実に改めて感慨深いものがある。

逢うたびキミを好きになる

 畳みかけるように、最後の曲は「逢うたびキミを好きになる」。イントロで赤と銀のテープが宙を舞い、近くに飛んできた赤色のテープを左手で掴み取る。MCの風の香りと太陽のくだりの続きか、ゆかりんがノリさんのところに近づいていくと、“太陽はいつもいつもノリだよ”。太陽がノリさんであることは一旦自明のこととして、もう一度風の香りと太陽を見たいなあ。

encore

Only oneのあなたのせいよ

 数分間続いた“ゆかりん”コールののち、ポップアップから登場したゆかりん。右手を真っ直ぐ上に挙げ、「Only oneのあなたのせいよ」が始まる。サビではゆかりんの振りに合わせるようにワイパーをしてすぐにクラップに移行する。普通にCD音源を聴くだけでも楽しい曲なのは間違いないが、ライブで聴くととても楽しい曲の一つだと思う。

MC

 あまりの暑さに舞台上の扇風機(Altoemionパートで使っているやつ?)の起動を要請するゆかりん。あまり涼しくないうえに、スカートに直接風が当たってすぐにゆかりんから停止が要請された。話題は人生で始めて行ったライブの話に。ゆかりんは福岡サンパレスのTM NETWORKではないか?とのこと。

くちびるプラトニック

 おでこのあたりで両手を重ねると、「くちびるプラトニック」が始まる。今回のツアーではこの曲の冒頭ではメイツは出てこず、曲の途中で出てくる形に。個人的な思い入れもあって、『かくれんぼ。』収録曲を聴くことができるのは本当に嬉しい。

うらはら兎のねがいごと

 あっという間にライブが進んでしまって、もう最後の曲まで来てしまった。この曲は疾走感や明るさとは裏腹に歌詞から不安さや自信のなさが見え隠れしていて、そのバランス感が完璧だと思う。最後には全員でジャンプすると、神戸公演が終わってしまった。

挨拶

 丁寧に手を振り、最後のあいさつで追いチケを煽るゆかりん。ゆかりんの最後の挨拶は毎回心に響いてくるものがある。挨拶が終わり、ステージ端に向かおうとするが、一旦ステージ中央まで戻るとみみちゃんのぬいぐるみを抱きかかえて舞台袖に去っていくゆかりん。

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